【日韓ハーフ】日本に住むと韓国語はできるの?バイリンガルへの挑戦

みなさんこんにちは!すし子ママです

今日は我が家の日韓ハーフっ子2人の韓国語能力、及び韓国語の勉強についてご紹介したいと思います

ハーフって2か国語できるというイメージはありませんか?

私も自分がハーフっ子を産み育てるまで、自然と2か国語できるようになるもんだと思っていました。

が! とんでもない!

現在5歳のすーと、3歳のしーですが、お世辞にもバイリンガルとは言えません。2人の韓国語能力がどれくらいなのか、ちょっと書き出してみようと思います。

目次

子ども達の韓国語能力はどれくらい?

すーは1歳10か月までガッツリ韓国で暮らしていたので、しーよりは韓国語脳ができているようですが、それでも、すーは簡単な子ども向けの会話の聞き取りはできるけど、話すのはいくつかのパターンのみ。しーに関しては、聞き取りはすーの半分程度、話すのはほとんどできないという感じです。

すーの(5歳)韓国語能力

  • リスニング
  • スピーキング
  • リーディング
  • ライティング 自分の名前だけ書くことができるが、文字というよりは形で覚えている。

しー(3歳)の韓国語能力

  • リスニング
  • スピーキング自分で言いたいことを言うのはまだできない。耳で聞いたことをそのまま言うことはできる。幼いので発音がやたらいい。
  • リーディング
  • ライティング 当たり前だが、まだ書けない。

ちなみに我が夫のユッケくんは日本語が堪能で、私は韓国語がほとんどできないので、家庭での会話もおのずと日本語になります。

日韓バイリンガルへの道

なぜ韓国語ができないのか

それでは、日韓ハーフである我が子たちがなぜ韓国語ができないのか、理由を考えていきたいと思います。

①家庭での会話が全部日本語

私たちは日本に住んでいて、夫のユッケくん(韓国人)は日本語が堪能なので、家庭での会話は全て日本語です。これまでにユッケくんが家にいる時間は頑張って韓国語で話そうとしたこともありますが、続きませんでした...

ユッケくんにはあるセオリーがあって、母国語とは文字通り「母親の国の言葉」だから父親だけが違う言語で子どもに話し掛けていると、言葉が違う=わからない=嫌だ=パパ嫌い!となってしまう...と言うんです。

私的にはそんなことないと思うんだけど、とにかく我が子に嫌われたくないユッケくんは韓国語を使いません。

②母親が韓国語を話せない

私はユッケくんと出会うまで、韓国旅行にも行ったことないし、K-popやK-カルチャーにも無縁の生活をしていました。たまたま出会って結婚したのが韓国人だったということで、韓国語の勉強をはじめたのも韓国に移り住んだ時。

しかも新型コロナウイルスが世界的に流行しだして、通っていた韓国語教室は半年程で閉講に。

韓国語の能力は義理のご両親との家での会話だけで養ってきました。なので未だに韓国語はわからないことだらけです。

ですから日本に住んでいる今、母親の私が子ども達に韓国語を教えることはとても難しく感じています。

③周りに韓国人のお友達がいない

これは結構大きな~と思うのが、娘たちと同い年くらいの韓国人のお友達が周りにいないんです。子どもでも大人でも、言語の上達にお友達の存在は欠かせないと思うんですが、今のところ近くに韓国人、もしくは日韓ハーフのお友達はいません。

毎年韓国の夫の実家に、すし子ママと子ども達だけで1か月くらい滞在させてもらってるんですが、その時には団地の遊び場で他の子ども達と自然に交流があり、つたない韓国語でもお友達を作って家まで一人で遊びに行ったりと積極的な面もある我が子達です。

それに、ユッケくんの従妹の大学生や高校生のお姉ちゃんたち(すーとしーにとっては고모/ゴモ)がよく遊びに来てくれて、ママなしでも고모(ゴモ)達とアイスを買いに行ったり公園で遊んだり、お泊りにも行ったりと、韓国語で沢山交流しています。

そんな姿を見ていても、一緒に遊んでくれるお友達やお姉ちゃん達の存在は大きいなと思います。

④韓国の親族と接する機会が少ない

すーが0歳~2歳くらいまでは韓国に住んでいた私たちですが、その後日本に帰国してからは年に1回韓国に遊びに行く程度です。

今はまだ子どもたちが未就学児なので韓国に行ったら1か月程滞在するようにしているのですが、長女のすーは来年小学生。このスタイルももう長くは続けられないなぁと思っています。

たまに韓国の親戚が日本に遊びに来てくれるのですが、それも多くて年に1~2回程度。

すーとしーが韓国の親族と会える機会は本当に少ないのです。

韓国語を上達させるにはどうすればいいのか

それでは、今の環境で韓国語を上達させるにはどうすればいいのでしょうか。

他の日韓ハーフを育てられてきた先輩方の意見や本からヒントを得て行きたいと思います。

① One Person One Language メソッド

「一人一言語」の法則です。

これはメジャーなバイリンガル教育法の一つで、「人によってそれぞれ決まった一つの言語を使う」という方法だそうです。

例えばお父さんが韓国人ならお父さんが話す言葉は韓国語、お母さんが日本人ならお母さんが話す言葉は日本語。

お父さんが子ども達に韓国語で話し掛け、子ども達は韓国語で返答する。

お母さんが子ども達に日本語で話し掛け、子ども達は日本語で返答する、といった感じです。

お父さんとお母さんで話す時にはどちらの言語で話すかを予め決めておく必要がありますし、

家族みんなで会話をする場合は共通言語をどちらの言語にするかを決めておくことが大切なんだそうです。

こうすると、子ども達は誰とどの言語で話すかを自然と実行することになり、頭の中で言語の混乱が起こりにくいそうです。

また、定期的にどちらの言語も使用することになるので、将来的に両方の言語を使えるようになるんだとか。

...このメソッドを知った瞬間、私は「もう、あかんやん!」と半分あきらめそうになりました。

だってうちは日本に住んでて、母親の私は日本語しか話せません。

唯一の韓国語伝道者となるべき父親は娘に嫌われたくないから絶対に韓国語で話したくないという謎のポリシーがあるので、私とも娘達とも日本語で話します。

つまり、韓国語で話す人がいないんです!!

これはーーーーー、終わってますよね(泣)

② リーディング力を身につける

先にあったように、日本にいながら子どもを日韓バイリンガルに育てる為には日頃から韓国語を聞いて、韓国語で話す環境に置かれていることが必要不可欠です。

しかし、それが叶わない場合、できることはあるのでしょうか。

様々な方の体験談やバイリンガル教育法を探していると「習得したい言語を使いながら生活する環境が手に入らない場合、リーディング力の育成に力を入れるべきだ」という意見がありました。

読書を通して、新たな語彙を獲得し、文法法則を理解し、豊かな表現力を身につける、というのです。

...なるほど、これならうちでもできることがあるかもしれません。

ハングルの読み書きは日本語に比べてシンプルでわかりやすいですし、文法に関してはほぼ同じ。それに語彙だって日本と韓国で似ているものも多いですからね!

今のところ、すーとしーは絵本を読むのが大好きで、すーはまだ幼稚園児ですが、日本語なら自分で読むことができます。

結果がどうなるかは分かりませんが、この方法なら実行していけるかもしれません!

ただ、自分で韓国語の本を読んで理解できるのはまだまだ先でしょうから、今すぐにできることはハングルの形や音に慣れていくことかなと思いました。

③ 韓国語のインプット量をとにかく増やす

これは②の「リーディング力を身につけること」も含まれると思うのですが、絵本、本、動画、歌、語学レッスン、韓国人との交流など様々な方法を組み合わせてインプットの量と豊かさを確保することが重要だという説です。

私はすーとしーが生まれる前から幼児教育を専門にお仕事していたのですが、その中で、赤ちゃんが1つの言葉を発するまでには、1000の言葉を聞いていなければならない、と教わったことがあります。

つまり、アウトプットの大前提として、インプットを積み重ねていくことが大切なのです。

これは我が子の日本語の習得過程を見てきても、実体験としてかなり手ごたえがあります。

様々な方法で「韓国語のインプット量を増やす」ことは絶対にやっていかなければいけないなと思いました!

④ 子どもにはイマージョン教育が効果的

イマージョン教育とは、学びたい言語に浸すこと(immersion)でその言語を習得していく方法だそうです。 

子どもというのは大人のように理論や理屈に基づいて学習するのではなく、より直感的に学ぶことの方が得意。

周りの大人の話し方や表情、声色などを真似することで言語を覚え、恥じることなくアウトプットし、習得していく。

こういった子どもならではの特性を上手く利用していくならば、子どもに韓国語でインプットし、韓国語でアウトプットしてもらう「オール韓国語」の環境を作ることが有効的なようです。

英語ならばネイティブの先生がいて英語のみで保育するプリスクールなんかもありますよね。

さて、どうしよう。これはまた極論きましたねーーー。

つまりは、留学してるような、韓国に住んでるような状態を作るってことか。

家での会話を全部韓国語にすることは無理だし...韓国語のプリスクールは近くにないし、そこまではできないなぁ。

けど他の方法と明らかに違う点は、環境を作ることで否が応でも韓国語をアウトプットする経験を積めるってところかな。

日本に住んでいてもインプットはいくらでも方法がありそうだけど、アウトプットは相当難しい。

韓国語をどうやってアウトプットさせるか、これはよく考えて工夫しなければいけないですね!

⑤ 聞く力、話す力をとにかく鍛える

これは年間100冊の本を読む私の父がどこかで読んだ記事から教えてくれたのですが、語学を使って仕事をしたいと思っていた女性が30歳くらいで英語の勉強を始めたそうです。

その人は、企業で英語を使って仕事ができるように、TOEICや英検など様々な資格を取る勉強をし、かなりのハイスコアを取るまでになりました。

そして、その点数を持ってある企業に入社できたのですが、実際に仕事をしようとしても、聞く・話す力を養ってきていないため、全く仕事にならなかったそうです。

そこで、40歳になってからやっと会話中心の勉強法に変えたところ、グングン実践力が上がり、英語で仕事をするという夢をやっと叶えることができたそうです。しかも今では英語だけでなく、ポルトガル語やスペイン語も堪能なんだとか。

その人が言うには、読み書きばかりを勉強するよりも、聞く・話す力を重点的に学ぶ方が10倍速く語学を習得できるそうです。

...これは、今までに調べた方法を否定するかのような話ですね。

つまり人によって推奨する勉強法は色々ってことか...。

でも個人的には、聞く・話す力を鍛えることはより赤ちゃんの言語習得の過程に近いので、自然であり、早道だと思っています。

私自身、高校時代に英語圏に留学したことがありますが、留学中の英語でのコミュニケーション力の伸び幅は半端なかったです。

聞く・読む力を鍛えた方が習得が速いということなので、この点は考慮していきたいと思いました!

うちのバイリンガル教育はどうする?

いくつかのバイリンガル教育の方法を見てきましたが、うちでできそうなことと、できなさそうなことが見えてきました。

最後に、うちでできそうな教育方法をまとめてみようと思います!

① 韓国語のインプット量を増やす

 ・韓国語音声で動画やアニメを見せる

 ・フラッシュカードを使う

 ・韓国語の絵本の読み聞かせ

 ・韓国語で話しかける

 ・韓国語のアプリで遊ばせる

② 韓国語のリーディング力を育てる

 ・韓国語の絵本の読み聞かせ

 ・動画やアプリ、ワークを使ってハングルの練習をする

③ 聞く・話す力を鍛える

 ・歌や動画、アニメなどでネイティブの韓国語を聞かせる

 ・韓国語で話しかける

 ・ユッケくんの家族や親戚とテレビ電話をする

 ・韓国人のお友達を作る

こうやってまとめると、毎日韓国語を学習していくイメージが持ててきました!!

うちではユッケくんの方針によりOne Person One Language メソッドが使えないので、一日のうちで韓国語を勉強する時間、韓国語で話す時間を作っていきたいと思います!

日本に住んでいながらも子ども達がユッケくんの家族と韓国語で意思疎通できるくらいの韓国語を身につけてあげられるように、すし子ママも、努力していきたいと思います!

がんばるぞーーー!

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