【聖水洞/ソンスドン】激せまワンルームのコシテルで一家3人暮らし!?

みなさんこんにちは!すし子ママです

今日はソウルのおしゃれなカフェが集まる街、ソンスドン(聖水洞)のワンルーム事情をご紹介します

ユッケくんのお仕事の都合でソウルに住んだことがありました。

その頃娘はちょうど1歳くらい。ヨタヨタと自分で歩くようになっていました。

ナジュにあるユッケくんのご両親のお家は広々とした3LDK。よくある韓国のマンションで、同居させてもらっていた私たちは何不自由ない暮らしをしていました。

そこからソウルへ引っ越さなければいけないので急遽部屋を探していたのですが、ソウルで部屋を借りるのってめっっちゃくちゃ高いんです!!

私たちは家族3人で住むために、ウォルセ(월세)という月払いの部屋を探していました。なぜならチョンセ(전세)という一括前払いの賃貸だと、3000万円くらいはないと普通の部屋には住めないんです。ただ、チョンセだと部屋を出るときには全額返ってくるので、まとまったお金がある人にはお得なんですが...3000万ですよ!?無理無理~!

とある週末、ユッケくんとユッケくんのお父さんでソウルへ部屋探しに行って、ユッケくんの職場に近いソンドン区(城東区)のソンスドン(聖水洞)で部屋を決めて帰ってきました。

ソンスドンといえば、おしゃれなカフェが集まるトレンドスポットですよね!昔からある町工場をリノベーションした洋服屋さんやカフェ、雑貨屋さんがどれもおしゃれでいい感じの雰囲気を出しています。路地なんかにも隠れ家的なレストランがあったり、あちこちにウォールアートが描かれていたり、散策するだけで楽しい街です

ソンスドンには古い工場やアパートを改装中の場所が多い。
路地の奥にあるベトナム料理屋さんに続く道。ランタンが綺麗。
近所にあったパン屋、TOMOさん。デニッシュ系が多くてどれも本当に美味しい。
ストリートアートがあちこちに。かわいい
よく行ってた公園。目の前には新しいオフィスビルが立ち並び、1階には飲食店が並ぶ。
オフィスビルの角に突如現れた時計塔。レトロ感がありソンスドンにピッタリ。

そんなソンスドンで契約してきたお部屋はワンルームのコシテル(고시텔)で、一口コンロのキッチンとミニ冷蔵庫、ミニ洗濯機、トイレの横にシャワーだけがついた部屋です。そのすべてが8畳くらいに収まるサイズ感でした。

それがこちら

左手:グレーの扉は玄関/右手:一口コンロとシンクの下に洗濯機
左手:キッチンとリビングを分けるためにおいた机/右手前:白い扉はトイレ&シャワー室
左半分:奥に冷蔵庫と電子レンジとケトル/右半分:勉強机の上にテレビ

なんとなく部屋の広さが想像していただけるでしょうか?

この激せまワンルーム、お家賃は約7万円。そして前払いの一括保証金200万円!!(退去時返ってくるけど)

本当に高いよ...ソウルやばいよ...

このお部屋に家族3人!?

いえいえ、とりあえずはユッケくんだけ単身赴任で引っ越すことに。私たちは週末夫婦(주말부부)となりました。

しかし、週末夫婦を3か月程過ごした後、やっぱり家族で一緒に暮らしたくて、私とすーもソンスドンへ引っ越すことになりました。

はじめにも書きましたが、その頃すーはちょうど1歳を過ぎた頃で、ヨチヨチと歩き始めていました。幸いすーはのんびり屋さんだったので、激せまワンルームの中でもなんとか毎日を過ごしていました。

でも小さな子どもが狭い部屋で一日中過ごすなんて、運動面の発達にも心の発達にもよくないですよね。なので私は毎日必ず外に連れ出して公園で遊ばせるようにしていました。ところがこの頃、世界は新型コロナウイルスが猛威をふるっており、屋外に子どもを連れていくこと自体が恐怖でした。ですから公園も人のいない時間帯を選んで、誰もいない公園で親子2人だけで遊ぶことが当たり前でした。

あの頃は、新型コロナウイルスがいつ収束するかもわからないし、すーが他の子どもたちとわいわい遊べるようになる日が来ることを願うばかりでした。今、当たり前に幼稚園に通ってマスクなしでお友達と元気に遊んでいる姿を見て、つくづく当たり前の日常がどんなにありがたいかと感じます。

それはさておき、激せまワンルームで特に苦労したことは料理でした!

小さなシンクと一口コンロしかないため、何品もおかずを作るのは至難の業。まだ離乳食から幼児食に移行中のすーの食事と大人の食事も分けなければいけないので、毎日3回来る食事の準備は本当にストレスでした。慣れない食材に、よくわからない調味料。毎日すーと一緒だからゆっくり研究する時間もない...

そして韓国のスーパーで食材を購入すると気づくことがあります。それは、量が多いこと!

日本のスーパーだとお肉やお魚は300g、500g、など小分けパックで売られていますが、韓国のスーパーでは肉も魚もそんな少量では売っていません。すーの健康の為に色んな食材を使いたいけど、一度買うと腐らせちゃうかもしれないし同じ食材が続く。うちにはミニ冷蔵庫しかなかったので、冷凍庫も小さいので冷凍保存ができないし、食品選びには本当に苦労しました。

後になって知ったのですが、韓国では離乳食は買うことの方が多いみたい。韓国人のお友達ママも離乳食は買ったものを与えていると言っていました。毎日すーの離乳食を作っているのを見てユッケくんのお母さんが感心してくれたのですが、日本では子どもの食べるものは手作りしてあげたいというママさんもまだまだ多いのではないでしょうか。日本と韓国の子育て感の違いをここでも感じました。

もちろんベビーフードも子どもの健康面を十分に考慮して作られたものが多いので、どちらでもいいですよね!だって子どもを育てるって本当に大変なことだもの!食事を作る大変さだけでも減らせたら、ママたちの自由時間がちょっとでも増えますよね。あの頃もっと韓国の離乳食情報を知ってたら私もベビーフードにしたかもなぁ。

ソンスドンの激せまワンルーム暮らしにはまだまだ沢山の思い出がありますので、今後もご紹介していきたいと思います

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次